悠々自適な田舎暮らし-豊かさを感じる住まい-

以前は横浜のマンションに住まいを構え、いずれは馴染みのある南房総でのんびりと暮らしたいなと考えていたSさん。いろいろな会社の資料を見て、「高気密・高断熱」の住まいが良さそうだと考え、住宅会社を検討。見学会を開催していた弊社の建物をご体感いただき、「快適に過ごすことができそうだ」と家づくりのご計画が始まりました。

OB宅訪問も行い、実際に住んでいる人や、弊社協力会社の家づくりのプロたちの話を聞いて高性能住宅だからといって住み方が難しいなど無く、シンプルな暮らし方にもご共感をいただきました。

１階に生活の場を集約し、２階にはそれぞれが趣味を楽しめる空間をご用意いたしました。１階リビングダイニングには吹抜けを設け開放感あふれる空間としました。アウトリビングとしても使えるデッキでは眺望も楽しめます。また、キッチンは対面式とし家族の様子がわかるようにしました。キッチン裏にはパントリーを設け自家製のお味噌や梅干し、ストック品を貯蔵しておくことができます。リビングに設けた薪ストーブは通常ご提案するヨツールF３よりも一回り大きいヨツールF４００としました。冬の終わりにお引渡しをしたので出番はさほどありませんでしたが、この１台で家じゅうが暖かく過ごせます。薪割りにも精を出し、家の裏手には割った薪が積み上げられ冬の訪れを楽しみにしています。

２階には書斎を設け、奥様は枝を組み合わせたランプシェードを作ったり、手仕事など趣味を楽しみ、ご主人は仕事をしては窓からの景色を楽しんでいます。都会暮らしでは得られない豊かさを満喫していらっしゃいます。

庭には家庭菜園を作りましたが、野生の猿やいのしし、動物たちと知恵比べをしているそうで今は唐辛子を育てていると笑いながら話してくれました。植物を愛でるのも楽しく、これからの暮らし方をご夫婦二人であれこれと考えている様子がとても印象的でした。

外観は切妻屋根にガルバリウム鋼板、モルタル櫛引、一部に杉板鎧張りを用いました。自然素材を多用し、年月と共に味の出る経年変化を楽しめる住まいです。
高い断熱・気密性能により室内の温度差による暑さ寒さなどのストレスを気にせず快適に家中を動き回れます。また、結露もなく、効果的な計画換気が気になる生活臭やカビなどのアレルゲンを寄せ付けない快適健康省エネ住宅です。
内装も自然素材や無垢材を使用した、時間の経過と共に味の出る、長持ちデザインを心掛けました。