2018.11.16

神無月

 こんにちはバウハウスの三品です。猛暑も去ってやっと秋めいた天気になったと思ったら、昨日は11月並みの天気ということで一気に冬の陽気です。寒さで震えがきました。ストーブでも焚こうかと思ったぐらいです。今日は久しぶりの秋晴れですが、この天気も今日いっぱい、明日からは台風の影響で大荒れが続くようです。なかなか安定しない秋の陽気、秋晴れの行楽日和は当分お預けのようです。
 さて、10月は旧暦で神無月(かんなづき)と呼ばれています。年に一度、全国の神様が出雲大社に集まって会議を開く時期なのです。ですから全国の神様が不在となるので神無月と呼ばれます。集まった神様は何を話し合うかというと、人の運命や縁を決めるのだそうです。遠く離れたもの同士が知り合い結婚できるのはこの会議の結果とされています。 さらに、来年の天候、農作物、お酒の出来などが話し合われるそうです。
 なぜ会日の場所が出雲大社なのかというと出雲大社の祭神は大国主神(オオクニヌシノカミ)で大地を司る神様なのです。大国主神にはたくさんの子供たちがおり、その子供たちが全国を管理しており、年に一度出雲大社に戻り、その年の報告や来年の相談をするのだそうです。やがて他の神様も一緒に出雲の国に集まるようになり、神のいない月となったそうです。
 私も仕事がら地鎮祭を執り行い工事の安全を祈願します。この時願い事を届けるのは大国主神様です。では神無月に地鎮祭を行っても効果がないかと思いきやすべての神様が出雲に出かけてしまうのではなく、ちゃんと留守をする神様がおるのだそうです。その代表的な神様が「恵比寿神」、そのほかにも「金毘羅神」や「道祖神」などの神々が留守を守りますので神頼みはいつでもOKという事らしいです。神様の世界は年中無休なのですね。 ちなみに出雲の国では10月を「神在月」と呼ぶそうです。

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