2022.06.07 スタッフブログ
パンダのマンガ紹介
こんにちは、パンダです。
最近ブルーピリオドというアート版スポ根漫画にハマっています。
主人公の矢口八虎が絵を描くことへの楽しさを知り、東京芸術大学に現役合格を目指す話で、さらに東京芸術大学入学後の苦悩についても描かれています。
私がこの漫画を紹介したいと思った理由は、主人公の苦悩や絵との向き合い方が建築学生だった頃の自分の体験に近いと思えたからです。
出典:月刊アフタヌーン(講談社)2017年6月24日8月号カラーページより
東京芸術大学を含む美大のカリキュラムには作品制作の時間があり、担当教員から出されたテーマに従って学生たちが作品制作を行います。作品は授業の最後に展示し、教員が講評を行います。建築学科も似たような流れで教員から敷地と建物規模の指定と設計趣旨を与えられ、課題制作を行い、講評となります。
課題制作で主人公の矢口八虎は何を作って良いのかわからない病に犯されるのですが、読んでいて「わかるわー」と心で叫んでいました。
自分で考えたものを形に起こして作るのなんて小学校の図工以来ですから、理性が伴った年齢になって「自分が面白いと思えるものを自由に作っていいよ」とか言われると困ってしまいます。
自由によって苦しむなんておかしな話ですが。
それでも、矢口八虎なんとか自分が面白いと思える手法、視点で作品を作ってくるのですが教授からは「それ、油絵でやる必要ある?」「君は何を学びに来ているの?」「それって自己満足でしょ」など散々な言われよう。
このやり取りがグサグサと心に刺さるわけです。
建築じゃなくても、ものづくりやプレゼンなんかをする人には共感できる部分があるのではないでしょうか?
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