2020.04.08

住まいの換気 

こんにちはバウハウスの三品です。春も本番、桜の季節ですね。我が家の桜も満開です。当初はなかなか花が咲かず花をつけない桜なのかとあきらめかけた5年目やっと花を咲かせました。斜面に植えたためなのか左右に枝は伸びず上に上にと成長し、隣のケヤキと高さを競っています。もっと前後左右に枝を伸ばしてバランスの良い樹形になればいいのになんて思っていますが、欲張りでしょうか。

さて、コロナウィルス感染拡大困りましたね。なるべく人と接触しないのが究極の予防策です。しかし、仕事や学校がありますからそれもままなりません。不必要な外出、人との接触、人ごみを避ける行動が感染予防の基本ですね。

そんな中、換気の重要性がクローズアップされています。日本では、2003年にシックハウス対策として新築住宅には機械換気の設備が義務付けられました。換気というと、長年の習慣が抜けず、窓を開けてするものと思い込んでいる人が大勢います。政府の広報も換気=窓を開ける一辺倒になっています。しかし、気密性が高まり個室中心の間取りでは窓を開けても通風の経路を確保することができない場合があります。換気の方法も住まいの特性によって変えなければなりません。

2003年のシックハウス規制以降の住まいは、窓を開ける換気ではなく機械換気に頼る方法が有効です。窓を開ける換気は自然換気と呼ばれ、自然の風や空気の温度差によって空気が入れ替わる換気ですから換気量が一定しません。ですから必要な換気量が確保できているのか判断できません。一方、機械換気はスイッチを入れておけば必要換気量を確保できるように設計されていますので安心です。しかし中には換気設計がいい加減な建物もありますので注意が必要です。「生活臭がする」、「結露が起こる」、「空気にどんより感がある」は換気計画が正常でないシグナルです。気になる場合は専門家にご相談ください。

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