2018.11.16

寒さ対策

 こんにちはバウハウスの三品です。めっきり秋らしくなり朝晩は暖房が欲しいと思うぐらい冷え込むようになりました。庭木の葉も色づき始め秋も日増しに深みを増してきました。ついこの間までの猛暑を忘れてしまいそうな今日この頃です。
 それにしても今年の夏は暑かったですね。それを物語るように、総務省の発表ですと今年の5月から9月までで全国で9万5千人余りの人が救急搬送され160人もの人が命を落とされたそうです。死者は22年の171人を下回ったものの搬送者は過去最多だった25年の5万8千人余りを3万6千人も上回り過去最多を記録しました。今年の夏がいかに猛烈だったかがわかります。都道府県別の搬送者数では東京の7843人、大阪7138人、愛知6629人と大都市圏が多い傾向です。また、全体の半数は65歳以上の人で、発生場所は庭などを含む住宅地内での発症が43%を占めたことに注意してほしいと思います。
 そして、間もなく寒い冬を迎えます。寒くなると注意したいのがヒートショックによる死亡事故です。同じく総務省の調べによると年間1万7千人余りの人が住宅地内での温度差で命を落としている事に驚かされます。
 私の知る限り、欧米の先進国でこんなに多くの人が住宅地内で死亡している事例は聞いたことがありません。原因か何かというと我が国の住宅の断熱性能の低さとそれに対する住みての意識です。「暑さ寒さは我慢するもの」、「エアコンや扇風機で暑さを凌ぎ、寒さは重ね着や炬燵で凌ぐ」。こんな時代遅れの認識が事故の一因となっています。こと、住まいの暖冷房は「我慢や節約」が美徳ではありません。命と健康を引き換えにしている事を理解してください。部屋を暖めるのではなく、家全体を暖めることが肝心です。寒さにご用心。

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