2019.11.07 スタッフブログ

幻の湖

　こんにちはバウハウスの三品です。台風や水害、ラクビー、天皇の即位行事など悲喜こもごもだった１０月もあとわずか、街路樹の木々も紅葉や落葉が始まり本格的な秋到来です。　　　　　　　　　　　　　去年はゆっくり紅葉や温泉を楽しめなかったので今年こそはと名所や名湯の情報収集に余念のない昨今です。みなさんの紅葉の名所は何処でしょうか？
名高い名所は各地にありますが、そんな中で私の印象深い紅葉の名所は、何年か前の台風の後に行った日光の小田代ヶ原です。普段は湿地の場所に大雨の後、水が溜り湖が現れます。ゆえに幻の湖といわれます。そしてその湿地に「貴婦人」と呼ばれるシラカンバの木が紅葉した周りの樹木を背景に白い樹形を際立たせて立っています。その佇まいが貴婦人の様に見えるので小田代ヶ原の貴婦人と呼ばれています。
　前回は、小田代ヶ原の木道から水があふれるほど溜り、その水面に貴婦人が凛とした樹形を映し出していました。その光景はまさに絶景と呼ぶに値しました。
　今年はどうかなとネットで調べてみると、今回の台風で「幻の湖」が出現したとありました。紅葉の見ごろは過ぎましたが幻の湖はめったに見れない光景なので、運動不足解消を兼ねて小田代ヶ原のトレッキングに出かけようと思っています。
　幻の湖は奥日光、戦場ヶ原の西に広がる小田代ヶ原の湿地帯、大雨の後出現します。小田代ヶ原は周囲２キロの湿原でアップダウンがなく、歩きやすい場所です。興味を持ちましたら是非行ってみてください。
帰りは湯の湖の温泉寺温泉で硫黄泉の入浴がお薦めです。白濁した熱めの源泉掛け流しで「これぞ温泉」という気分満点です。ちなみにこの温泉寺、正式名称は「日光山温泉寺」、何と世界遺産の「日光山輪王寺」の別院だそうです。